日々想うこと

日々想ったことを綴っています

5月15日 変わらないラーメンの味

夕食をとろうと6時ごろに家を出る。先方から、まず真面目そうな中学生位の二人の女の子がヒソヒソと話しながら通り過ぎ。次に小柄な小学生らしき子供が歩きながら手に持ったゲームをやっていた。最近のガキはスケールが小さくなってしょうがないなあ、などと思いながら道端にとめてある白いRV車に目をやった。するとその子とすれちがった瞬間に「セン、○太やって。」と蚊の鳴くような声がした。ギョッとして振り返り改めて見ると、近所の子供だった。○太とは、たまに飲みに行く同級生の名前だったからだ。
「どこに入ろうか、地元の店に入ると決まってストーカーまがいの嫌がらせを受けるからなあ」となどと考えながら駅沿いの道を歩くと先方からグリーンの作業着を着、昔の同僚に似た男が携帯を耳に当て「言わないと中学生になるって言ってんだろう」などと小さく鋭く言った。
「俺は中学生の時が一番真面目だったなあ」などと思いながら歩いて、結局小さなラーメン屋に入った。ここは、中学生の頃によく部活の帰りにラーメンを食べた店と同じ名だ。久しぶりにラーメンが食べたいなあ、と思いながら店の前に行くと、しょうが焼き650円と書いてある。しょうが焼きの値段にもそそられる。
カウンターに座り、もつのスタミナ焼きにもそそられるが、久しぶりにラーメンも食いたい…。でも、もつのスタミナ焼きとライスにしよう、と決め注文。隣に座っていた人は十年以上前に日雇い派遣で働いていた時の班長に良く似ていた。その人の反対側にスポーツ新聞が置いてあったので「スポーツ新聞いいですか?」と書き言葉としては不適当だが、聞くと、その男は一瞬戸惑ったような表情をしたが「ハイ」と答えたので新聞に目をやる。
注文を待ちながら、まだ、ラーメンを追加しようか、でもそうすると高く尽くし…、などと考えていた。しばらくして、店の人が(といっても一人しかいないが…)「はい、お待ち」と有無を言わさ無いといった感じでドンと私の前にモツ入りのラーメンを置いた。一瞬、注文を間違えたな、と思ったがちょうど良かったので「じゃあ、あと半ライスね!」と言ってこちらも注文を変えると「半ライスでいいの?」と聞き返してきた。
私の注文が来たのを確認したかのように隣の人は席を立った。
後から店に来た作業着姿の人が、「もつ煮ないの?」と注文し「あるよ!」などと言っていたので一瞬わざと注文を間違えたのかとも思ったが、出てきたものをチラリと見たら量も少なかったのでちょうどよかった。ラーメンはうん十年前と同じ味だったので汁まで飲んだが、歳のせいか胃にこたえた。
会計の時に「ここと同じ名の店が沿線にけっこうありますけど…」と聞くと店の人は「チェーン店だけどそれぞれ独立なので味は違います」となぜかこの店主は目を終始目をあわさずに言ったが、同じ味だよ、しかもずーッと前から。
帰りにローゼンに寄り翌日の朝食のおかずを物色していると、見覚えのある、例えて言えば、親が金持ちなので私立の医大を出ました、といった風の男が無理にガラの悪い歩き方をしながら私の方をジロジロ見ながら行ったり来たりしている。相手をするのも面倒なので目で牽制球だけを投げるとどこかに行ってしまった。
後から思い出したが、じつはこの男は十年近く前の一月に近所の公園で親類の子を遊ばせている際に、やはり同じ位の歳の小さな子を連れて来た男だ。その連れて来た子はいかにも女の子、女の子していてちょっと作り過ぎ、という感じだった。その日は親類達が帰る日で、その後駅まで見送った後に同じローゼンの脇で背後から「○○ちゃんがさつ!」と親類の子の名を言う声がしたので振り返ると、その男が家族らしき人達と一緒に笑いながら歩いていた。そんな無理に作った子よりも、うちの親類の子のほうがよっぽど良い、と心の中でつぶやいていたのを憶えている。
レジに行くと先ほどの小学生のオヤジである同級生の姿が見えたので手を挙げたが気がつかない。これはまったくの推測だが、案外最初に見た女子中学生のうちの一人が、案外あの日の女の子、つまり先ほど書いた医大男の子だったりして。
まあ、地元をうろつくと見覚えのある人はいて当然。
ストーカーまがいの集団さえいなければ、もっと暮らしやすいのに。
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